「江古田の森で働く」
怒る人もいれば、喜ぶ人、涙を流す人も
介護老人保健施設
支援相談員
2020年中途入職
社会福祉士/精神保健福祉士
前職時代〜転職
大学卒業後、福祉系専門学校(1年制課程)に入学。
在学中に社会福祉士の資格を取得し、専門学校を卒業。
自治体の生活保護ケースワーカー(任期付職員)として3年間勤務。
在職中に精神保健福祉士の資格を取得。
契約期間満了に伴い離職。
入職1年目
2020年4月、江古田の森に入職。
介護老人保健施設の配属となり、支援相談員として勤務スタート。
入職3年目
支援相談員リーダーに昇任。現在に至る。
INTERVIEW
すっと一歩引いて
冷静になれるのは自分の強み
僕は2020年に江古田の森に入職し、支援相談員として介護老人保健施設で勤務しています。まもなく丸3年です。
僕が福祉業界を目指したのは、大学在学中にケアマネージャーという仕事の存在を初めて知ってからでした。それまでは「警察官になろう」と考えていたのですが、そろそろ就活という時期になったら「自分に交通違反の切符なんて切れるのか」となんだか向いてないような気がしてきたんです。人に甘い性格なんで……。「じゃあ何なら向いているんだ?」と悩んでいる時に「こんな仕事があるのか!」と(笑)。周りは就活モードに突入していきましたが、僕は就職せずに大学を卒業し、専門学校に1年通って社会福祉士を取得しました。でもすぐに施設に就職することはせず、生活保護ケースワーカーの仕事にまず就きました。これから福祉専門職としてのキャリアを歩む上で見識を広めておきたいと思ったからです。
実際やってみると受給者には精神障がい者の方もいて、専門的知見が求められる対応を多々経験しました。ただケースワーカーの仕事は生活保護を支給するための「手続き」の域を出ません。「もう一歩踏み込んだ形でその人を支援に携わりたい」と思い、もともと志望だった高齢者施設に転職することにしました。高齢者施設には認知症の利用者さんも多いので、前職時代の経験は今とても役立っています。
支援相談員は、利用者さんやご家族の意向を伺って自治体や病院との仲介役として動きます。来所される方は人柄もさまざまでそれぞれに想いを抱えています。怒る人もいれば、喜ぶ人、涙を流す人もいる。その感情を受け止めて、一人ひとりに合った対応をするように心がけています。前職時代に身につけた面談技術には自信があります。特に怒ったり怒られたりのような場面ですっと一歩引いて冷静になれるのは自分の強みかなと思っています。
つらいときこそ支え合うのが仲間
介護老人保健施設には3人の支援相談員がいて、僕は今はリーダーを務めさせてもらっています。仕事の配分をコントロールしたり、難しいケースでは助言したり、まとめ役といった立場です。職員同士で支え合える環境がベースに無いと安心して業務に取り組めませんから、大変そうな職員がいれば声をかけてサポートし合うようにしています。普段から連携を意識している職場なので雰囲気はとてもいいですよ。
転職活動中、江古田の森以外にも施設をいくつか見学したのですが、江古田の森ではすれ違う職員に会釈すると「こんにちは」と皆さん声をかけてくれるのが印象的でした。通所施設でリハビリやレクリエーションに励んでいる利用者さんの表情も明るくて、「活気がある施設だな」と思いました。どこの施設も対応してくださる担当者は親切で感じの良い方ばかりなのですが、職員にあいさつしてスルーされるという経験もしていたので……。職場の雰囲気って、職員の態度や表情に自然とにじみ出てしまうんですよね。
リーダーになってからは立場上どうしても一人で責任を抱える場面もあります。でも所属長をはじめ、管理職クラスの方はこの職種の厳しい立場を理解してくれています。煮詰まっているときに「息抜きにご飯食べにいこう」と声をかけていただいたり、見守ってくれているんだなとホッとしたり(笑)。江古田の森の魅力は、「つらいときこそ支え合うのが仲間」という精神が縦にも横にも行き渡っているところにあると思います。
職員の1日
(早番)
9:30〜9:50 | 稼働ミーティング |
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10:30〜12:00 |
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12:00〜13:00 |
お昼休み
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13:30〜14:30 | 送迎対応 |
14:30〜16:30 |
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16:30〜16:50 | 終礼 |
16:50〜17:30 |
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※2023年1月現在の情報です。